BRABUSがベントレーに参入。コンチネンタルGTスピードベースの「900 Superblack」を発表

Image by: BRABUS
半世紀にわたりメルセデス・ベンツのチューニングで頂点に君臨してきたBRABUSが、正式にベントレーのプログラムを開始した。第一弾となるのは、コンチネンタルGTスピードをベースにした「BRABUS 900 Superblack」と「BRABUS 900」。同社が英国のラグジュアリーGTを手がけるのは、これが初めてのことだ。
「900」が意味するもの
BRABUSの車名に冠される数字は、伝統的にそのコンプリートカーの出力域を示してきた。ROCKETシリーズで培った900馬力級のノウハウが、W12なきあとハイブリッドV8へ移行したコンチネンタルGTスピードにどう注がれるのか——詳細スペックの公開が待たれるが、「世界最速級のグランドツアラー」という称号を狙いにきていることは車名が雄弁に物語っている。
メルセデス専門店から「ラグジュアリー・モビリティブランド」へ
近年のBRABUSはポルシェ、ロールス・ロイスと対象を広げ、時計やプライベートジェットまで手がけるライフスタイルブランドへの転換を進めてきた。ベントレー参入はその総仕上げと言える一手で、チューナーという言葉ではもう捉えきれない。ボットロップの工房は、いまや「黒いクルマのメゾン」である。
編集部の視点
見どころは、BRABUSの様式がベントレーの品位とどう折り合うかに尽きる。ボットロップの流儀はカーボンと大径ホイールで押し切る強い意匠であり、対するコンチネンタルGTは造形の抑制で価値を出してきたクルマだ。この二つが噛み合えば新しいGTの形になるし、噛み合わなければただの厚化粧になる。
車名に「Superblack」を掲げる以上、逃げ場のない仕立てで来るはずだ。詳細スペックとビジュアルの公開を待ちたい。
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