Range Rover SV BlackとSV Ultraは、同じ615PSのV8を選べる最上位系でも、黒で統一する方向と明るい素材で特別感を示す方向が異なる。2026年8月30日に日本公式のグレード表示とSV紹介ページを確認し、試乗や実車確認を装わず、価格表示、内外装、後席装備、ボディサイズを照合する順序を整理する。
価格はボディ長を分けて確認する
日本公式のグレード一覧は、Range Rover SV Blackのメーカー希望小売価格を標準ボディで33,440,000円から、SV Ultraを36,070,000円からと表示する。同じ一覧にはロングホイールベース側のSV Blackが37,400,000円から、SV Ultraが40,040,000円からという表示もある。車名だけで価格を拾わず、標準ボディかロングホイールベースかを先に固定する必要がある。
表示価格はいずれも消費税込みの開始価格で、オプション、アクセサリー、登録諸費用まで含む総支払額ではない。公式ページは実際の価格や取付費を正規リテイラーが定める旨も示している。比較では約263万円というBlackとUltraの開始価格差だけで判断せず、同じボディ長、同じ乗車定員、同じエンジンと必要装備を揃えた見積書を取りたい。
SV Blackは黒い外装と後席装備を一体で見る
SV Blackは、SVグロスブラックエクステリアパック、エボニーのニアアニリンレザーシート、SV BLACKスクリプト入りのイルミネーション付トレッドプレートを公式一覧に掲げる。13.1インチのリアシートエンターテインメント、ボディ&ソウルリアシート、センサリーフロアも追加装備として示され、黒い見た目だけでなく後席での過ごし方まで仕様の中心に置く。
黒い仕立てを選ぶときも、写真の印象だけでは表面仕上げや素材の手触りを判断できない。グロスブラック部分の位置、シートのパーフォレーション、室内照明、後席機能の操作範囲を車両の装備表と現車で照合したい。家族や送迎で後席を使う頻度が低ければ、専用装備の価値を外観だけで評価せず、実際に使う機能へ分解する必要がある。
SV Ultraは明るい内装と専用アクセントが軸になる
SV Ultraは、オーキッドホワイトのパーフォレイテッドUltrafabricsシートと、オーキッドホワイトとシンダーグレイの室内配色を公式一覧に掲げる。外装にはSVウルトラエクステリアアクセント、室内の入口にはSVウルトラスクリプト入りのイルミネーション付トレッドプレートを備える。Blackとは異なり、明るい素材と専用アクセントで特別仕様を表現する。
公式SVページは、レンジローバーSVにプラグインハイブリッドと615PSのV8を用意し、V8では最大トルク750Nm、ダイナミックローンチ使用時の0から100km加速を4.5秒とする。これらは欧州仕様車の自社データを含み、運転条件で変わる。BlackとUltraの選択は性能数値だけでなく、同じエンジンを選んだ上で内外装の方向と後席用途をどう置くかで考えたい。
プラグインハイブリッド側は、3.0リッター直列6気筒ガソリンエンジンと160kWの電動モーターを組み合わせ、公式ページはEV走行換算距離111キロ、50kW急速充電器で最大80パーセントまで60分未満という値を掲げる。いずれも試験条件や充電器性能で変わるため、自宅充電設備、日常走行距離、長距離移動の頻度を整理してからV8とPHEVを比較したい。内装グレードを決める前にパワートレインを固定すると、見積もり条件が混ざりにくい。
注文前は装備表と使用環境を同じ日に照合する
購入前には、ボディ長、エンジン、乗車定員、右ハンドル仕様、ホイール、シート素材、リアコンソール、後席エンターテインメントを一枚の比較表にする。ロングホイールベースは価格だけでなく駐車枠、機械式駐車場、最小回転半径、日常の乗降にも影響するため、車庫寸法と利用経路を先に測りたい。カタログ写真から取り回しを断定しないことが重要である。
黒い統一感とエボニーの後席空間を優先するならSV Black、明るいUltrafabricsと専用アクセントを優先するならSV Ultraが比較の起点になる。最終判断では車両本体価格、オプション、税金、保険、保証、整備、納期を分け、見積書のグレード名とボディ長を確認する。この記事は2026年8月30日時点の公式表示であり、在庫や注文枠を保証しない。